ドライマウスによって老化が加速する可能性があります。

年を取ると、口の中が乾燥してくるドライマウスになる人が増えてきます。

「口の老化」は、全身の老化と関連していると言われています。

唾液の分泌を増やすことで、歯周病や口臭を防ぎ、「オレも歳を取ったなあ・・・」と実感する部位として、昔から「歯、目、男性機能」が挙げられます。

老眼で近くの物が見えなくなり、性欲や勃起力が衰えます。

そして、歯の数も減っていきます。

年齢の齢には、歯という字が入ります。

これは、口は体の中でも老化を体感しやすい部分です。

年齢とは、年を取ると歯周病で歯がなくなったり、口臭が強くなったり、口が乾いたり、味覚が鈍くなったりすることを意味しています。

生活習慣病を悪化させる歯周病

口の老化を診断するのに、以下の診断があります。

1 歯の本数
2 歯周病の進行度
3 唾液の分泌量
4 噛む力
5 嚥下力(えんげりょく:飲み込む力)

口の老化は全身の老化を反映します。

噛む力と全身の筋力が正比例するというデータもあります。

アンチエイジング外来によると、唾液の分泌量が多い人は、DHEA(男性ホルモンの一種)のレベルも高いのです。

年を取って歯が抜ける原因は主に歯周病です。

歯ぐきが歯周病菌に侵され、破壊されることで、歯を支えられなくなっていきます。

歯周病になると歯周ポケットで菌が繁殖するため、口臭も強くなります。

国内の潜在患者数は、想像以上に多く、軽度の人も含めると実に30歳以上の8割とまで言われています。

これを軽く考えてはいけません。

歯周病の影響は口の中だけに留まりません。

歯周病菌が血液の中に入ると、動脈硬化や糖尿病を悪化させます。

新潟大学によって血中の歯周病菌がHDL(善玉)コレステロールを減らし、動脈硬化を進めるメカニズムも確認されました。

ドライマウスは嫌われる?

ドライマウスとは、50歳を過ぎると唾液の分泌量が減ることで、文字通り口が乾燥する病気です。

健康な人は、1日1.5Lの唾液を出しますが、重症のドライマウスだと、10分の1になってしまうこともあります。

唾液には、抗菌成分が含まれている。

それが減ることによって、細菌やウィルスにも感染しやすくなるし、口の中の常在菌が増えて口臭が強くなり、虫歯や歯周病にもなりやすくなります。

ドライマウスがひどくなると、舌や粘膜に痛みを感じるようになり、やがて食事をとるのも難しくなります。

歯周病とドライマウス、両者に共通する症状は口臭が強くなることです。

現代人にとって、口臭は大きな問題です。

2013年10月にデオドラント商品などを販売するブラシナが、都市部に住む20~50歳代の男女約600人に「オフィスや職場におけるニオイに対する意識調査」を行っています。

「気になる他人のニオイ」という項目で、汗の臭いや加齢臭といった項目を抑えて口臭は、断トツの第1位でした。

実に60%以上の人が「気になる」と言っています。

唾液の分泌量を増やし、歯周病や口臭を防ぎ、いつまでも清潔で若々しい口元をキープするにはどうしたらいいのでしょうか?

ブラッシングとクリーニング

基本は毎日の歯磨きです。

ブラッシングによって歯垢を取り除き、歯ぐきの血行を良くする。

さらに、半年に一回は歯科医院に行き、プロにクリーニングしてもらうことが大切です。

クリーニングと同時に、歯周病の進行具合もチェックすることが推奨されています。

ストレスをためこまない

ストレスは、ドライマウスの大きな要因となっています。

ストレスが強いと交感神経が優位になって唾液の分泌が減り、リラックスすると副交感神経が優位になって分泌が増えます。

体に負担をかけない方法で、上手にストレスを解消しましょう。

食事はよく噛む習慣をつける。

食事中は噛むことです。

噛む力が衰えると唾液の分泌量が減ります。

よく噛むことで唾液もたくさん出るようになります。

ゆっくり噛んで食べると、少ない量でも満腹感があるので肥満の予防にもつながります。

シュガーレスのガムを愛用するのも効果的です。

タバコを控える。

タバコは口臭が強くなるだけでなく、歯周病にもなりやすくなります。

1万2329人を対象にした米国の調査によると、タバコを吸わない人に比べて1日20本吸う人は4.72倍、31本以上吸う人は5.88倍も歯周病になるリスクが高くなってしまうのです。

ニコチンが歯ぐきの血行を悪くし、タールによって歯垢が落ちにくくなるためと言われています。

禁煙がベストですが、どうしてもやめられない人は本数を減らす努力をする必要がありますね。

むやみに薬に頼らない。

医薬品の副作用で、ドライマウスが起こることも多いです。

日本の医薬品の使用量は、欧米の40倍とも言われるています。

降圧薬、睡眠薬、抗アレルギー薬、抗うっ薬など、多くの薬に唾液の分泌を抑える作用があります。

ちょっと調子が悪いから、と安易に薬に頼るのも考えものですね。

人と会ってお喋りをする。

口の周りの筋肉を鍛えると唾液腺も活性化し、唾液の分泌が増えます。

そのためには、積極的に人と会うことも効果的です。

人と会話を交わし、口角を上げて笑うことで、自然と口の周りの筋肉が鍛えられます。

改めて考えると、少し気にかければ、実行できることがほとんどです。

早速実践して、見た目、口元、臭いまで若々しくありたいものです。

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